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中華料理のマナーとは

中華料理は円卓テーブル

中華料理が円卓テーブルの理由とは

例えば、フランス料理のテーブルマナー。「スプーンやフォークはどれから使うの?」「食べ終わった合図はどうするの?」といった具合に馴染みの薄い料理を食べに行った時って、いろいろと苦戦を強いられるものですよね。

でも、日本人に馴染み深い料理にも知られざるテーブルマナーは存在します。それが、中華料理です。「高級な中華料理店に行くと、回る円卓テーブルなどがあるけど、それ以外に大きな違いなんてないでしょ?」、そう思ったあなた。かくいう私も中国人の友達ができるつい最近まではそんな感じでした。でも、ご近所の国のマナーですし、知っていて損はありませんよね。宴会会場をお探しの方はこちらにいいヒントがのっていますよ。

■円卓テーブルは日本が発祥
中華料理の大きな特徴のひとつに「円卓テーブル」があります。80年代~90年代のジャッキー・チェンが活躍する映画で、悪役が密会をしているシーンなどでよく登場する「クルクルと回るテーブル」といえばわかる方もいるでしょうか。

実はこれ、中国発祥と思いきや、なんと日本で考案された家具なのだそうです。考案者は東京の総合結婚式場「目黒雅叙園」の創業者・細川力蔵氏。大きな円卓テーブルの料理を取り分けるために、その都度、席を立つお客様を見て「回る円卓」を思いついたのだそうです。そのアイデアが日本各地に広まり、やがて中国大陸にまで伝わったのだとか。こんなところに中国と日本の知られざる繋がりがあったのですね。

■なぜ「円卓」が使われるのか
なぜ、円卓が中華料理店で一般的に使われているのか。その理由は食事の時間を賑やかで楽しくするために最も適していると考えられているからです。「角がない」円卓テーブルは緊張感を緩和し、宴会などでのコミュニケーションを取りやすくする効能もあります。その結果、口喧嘩のような不毛な軋轢も生まれることもなく、楽しく食事を取ることができるのです。人間は何気なく目にするモノから、無意識にいろいろな影響を受け取っているのですね。

また円卓テーブルが回るおかげで、各人が好きなタイミングで目ぼしい料理を自由に取ることができます。取り分けたりする手間がなくなる分、話にも集中できるって訳ですね。中国人は、家族や友人を大切にするなど、人との繋がりを重んじる風潮があるようです。だから、コミュニーケーションを取りやすい円卓テーブルが一般的なのかもしれません。